<サイレントシネマ&活弁ワールド>上映作品のご案内①『番場の忠太郎 瞼の母』

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「番場の忠太郎 瞼の母」(1931年/65分)
 監督:稲垣浩 原作:長谷川伸
 出演:片岡千恵蔵 山田五十鈴 他

 大ヒットとなった『一心太助』に次ぐ稲垣浩の監督作品。長谷川伸による同名戯曲の最初の映画化であり、後には長谷川一夫や中村錦之助などの主演で何度となく再映画化されている。剣戟場面は少ないが、「小鳥も木の葉も演技している」と評された画面構成が見事であり、股旅映画ブームを興す契機となった作品でもある。
 
あらすじ・・・
 武州葛飾郡金町の宿に瓦屋渡世の倅半次郎が堅気になる為帰って来た。だが翌日、喧嘩状が届くと男の意地から長脇差を手に飛び出そうとするのを母親と妹が必死で止めた。そこへやくざ姿の忠太郎が半次郎に会いに来たのだが、母はしっかと倅を守るのだった。
 五つの時に母親と生き別れした忠太郎は、三十路の坂を越えてはいても母を恋う気持に変りはない。半次郎の母の姿が羨ましかった。忠太郎は半次郎に執拗に迫り来る喜八と七五郎を叩き斬ると、まだ見ぬ母を求めて江戸へと向うのであった…。
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